Aggressive Minimally Invasive Treatment

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ご挨拶

アスリートのための
積極的低侵襲治療を極める

謹啓皆様におかれましては、ますます健勝のこととお慶び申し上げます。
2018年の第1回東京国際スポーツメディスンイノベーションフォーラムが新宿の京王プラザホテルで開催され、2019年第2回、2021年第3回と多くの参加者のもと、スポーツに携わる医療従事者,トレーナー,コーチ,選手が一堂に会して議論する場として好評を得ることができました。また協賛企業および関係者の皆様におかれましても、参加者との距離感が非常に近い他に例のないフォーラムであったとの感想をいただき、運営スタッフ一同、大変嬉しく思っております。

さて、いまだ続くCOVID-19の中、世の中ではデジタル化の流れも相まってオンライン配信による情報提供が市民権を得る様になりました。移動を伴わず自宅から簡単にアクセスでき、場合によってはオンデマンド配信を何度でも確認することができます。しかし、その利便性とは裏腹に、「人との繋がりの薄さ」や「限られた時間での集中力の低下」など、問題点も感じられるようになりつつあります。特にアスリート医療に最も重要な「専門職種間の医療連携」を構築する機会がなくなることについては大きなデメリットであると考えています。第4回東京国際スポーツイノベーションフォーラムでは、そういった問題を解決すべく現地でのface to faceでの開催を目指しています。他の研究会、学会もほぼ対面形式での開催に戻りつつあることを考えると、やはり平面的な情報では何か物足りないと感じ取っているのではないでしょうか。第4回東京国際スポーツイノベーションフォーラムは、京王プラザホテル八王子での現地対面形式での開催を予定しています。スポーツ医療の現場で最も治療に難渋するとされる学生アスリートが多く集まる「学園都市八王子」で、大いに議論を深めたいと思っています。

今回のテーマは「アスリートのための積極的低侵襲治療を極める」を予定しています。アスリートにとって一日も早い復帰のためには、「攻める」積極的保存療法と「信頼性の高い」低侵襲手術が必須だと考えています。フォーラムの中では、先進的な「攻める」「信頼性の高い」低侵襲治療を極めるため大いに語り合える場を提供したいと思っております。
第1回から第3回までのフォーラムに対して皆様からいたただいた貴重なご助言を次回に生かして、未来につながるフォーラムにしたいと考えております。また、このフォーラムを今後も継続して開催することで、スポーツ医学のイノべーションに貢献したいと考えております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

謹白

2022年12月吉日

第4回東京国際スポーツメディスンイノベーションフォーラム会長
早稲田大学スポーツ科学学術院 教授

熊井 司