東京国際スポーツメディスンイノベーションフォーラム

東京国際スポーツメディスンイノベーションフォーラム

PART02

With COVID19 featuring Athletese

- インストラクター

  • 小林 尚史(八王子スポーツ整形外科)
  • 間瀬 泰克(八王子スポーツ整形外科)
  • 今田 光一(若草第一病院)
  • 中山 晴雄(東邦大学)
  • 山口 徹(八王子スポーツ整形外科)
  • 朝日 健太郎(元ビーチバレー 日本代表)
  • 村井 満(Jリーグチェアマン)
  • 寺川 綾(元競泳日本代表)

ここまでできるスポーツ整形オンライン診療~押さえておくべきルールと実践での評価~

若草第一病院

今田 光一

今田 光一

スポーツ診療では遠方から診察や手術、治療に来る選手が多くみられます。交通手段の発達した現在、選手にとっては信頼でき気心の知れた医師のもとに行くことはそう困難ではありませんし、全国いくつかの地域で診療や手術加療を行っている医師も多くいます。しかし今回のCovid-19 のように移動すら困難な状態になると術後や復帰へ向けリハビリ中にある選手のフォローはもちろん、はじめて診察を受けようとする選手の対応は一挙に困難となります。スマホで顔や姿を見て会話することは可能ですが、復帰プログラムを進めようとする際にはさらに詳細な情報を得なければなりません。従来、病状が安定した内科的疾患の一部の症例が対象となっていた遠隔診療は、条件緩和により整形外科でも行えるようになっています。実際に行ってみたところ、現状大きな設備投資をしなくてもスポーツ外来でカバーできる部分が多いことを体感しました。今後ウェラブル機器や5G通信の急速な発展によりオンライン診療の質は益々向上すると考えられスポーツ診療にあたるスタッフは今から予備知識を得て準備をしておく必要があると考えます。今回は、オンライン診療・遠隔診療を行うための必要な準備、注意点と現状での利点・欠点について紹介します。スポーツ診療のDX(デジタルトランスフォーメーション)について皆さんとアイデアを膨らませたいと考えています。

In clinics specializing in sports medicine, there are many athletes who come from far away to receive medical examinations and treatment. Online medical care is a good way for athletes to see a doctor without having to come to the clinic, but it was not used much because health insurance could not cover. We provided online care to patients who were unable to come to the clinic because of the Covid-19 pandemic. They are athletes undergoing athletic rehabilitation to return to competition after surgery for sports disorders. The return program has to proceed with regular follow-up. In this lecture, preparation and rules necessary for online medical care will be explained, and the usefulness and limitations of online medical care for athletes will be discussed.

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TURN CRISIS INTO OPPORTUNITY